ソフトウェアSIMの実用化に期待

現在の携帯電話やスマートフォンは、内蔵されたICチップに固有番号などが書き込まれたSIMカードをスロットに挿入することで、音声通話やモバイルデータ通信を利用するためのアクティベートが行われ、正式な手続きをした本人のみが利用できる仕組みになっています。

海外への旅行や出張など、利用者が居住している国内のサービスの範囲外の場所へ移動した際にもその端末を利用したい場合は、現地のサービスに対応したSIMカードに差し替えることで運用しますが、大変な手間がかかるばかりではなく、抜き差しした回数が多ければ多いほど、チップを傷つけて破損させてしまうリスクも高まります。

そんな悩みを解決するために登場したのが、ソフトウェアSIMです。
従来の物理的なカードではなく、デバイスに内蔵されているフラッシュメモリにソフトウェアとして存在することで、容易に書き換えが可能です。


一部の国では、海外からの旅行者向けに、レンタルのモバイルルーターで使用されている例がありますが、まだまだその数は少ないのに加えて、実証実験も兼ねていることから、本格的な始動は、まだまだ先のようです。



もしも実用化されることがあれば、いちいちスロットを開閉することなく、専用のアプリなどを用いて、数回タップするだけで、手軽にSIMの切り替えが可能となるため、海外への出張や旅行を頻繁に行う方にとっては、利便性がますます高まります。



携帯電話やスマートフォンを、より便利にするソフトウェアSIMの実用化に期待がかかっています。